SEAnews 2006-05-22 ArtNo.37748

【コルカタ／ムンバイ／アーマダバード／チェンナイ】Yamaha Motors India Pvt Ltd(YMI)はエンジン・キャパシティーが150ｃｃ以上で、5万ルピーを超える価格帯のトップ・エンド・バイクをインド市場に紹介する計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月19日伝えたところによると、YMIのセールス＆マーケッティングを担当するK R Sridhar重役(chief GM)は、コルカタにおける125ｃｃバイク新モデル“Gladiator”の発売式の席上、同紙に以上の消息を語った。それによると、YMIの研究開発(R&D)チームがデラックス・モデルの開発に取り組んでいる。目下フィールド・スタディーが進められており、発売までになお7～8ヶ月を要する。
YMIはまた販売が停止されたハイエンドなエグゼクティブ・バイク“Enticer”のエンジン・キャパシティーを拡大し、再度売り出すことを検討している。125ｃｃエンジンを搭載したEnticerは、既に別のモデルに入れ替えられている。
YMIは向こう2年間に製造能力の拡張に300クロー(US$6717万)を投じる計画だ。ウッタルプラデシュ州Noida近郊Surajpurに設けた工場の年産能力は50万台だが、年間600万台のインド・バイク市場の需要に応じるには規模が小さ過ぎる。昨年のYMIの年間販売台数は26万台で、市場シェアは5.5％だった。今年は36万台の販売を目指している。
YMIのAnand Singh Thakur地域主任によると、2、3ヶ月後にGladiatorの変形モデルを発売、来年はまた排気量の一層大きいモデルを売り出す。
消息筋によると、YMIは近く150ｃｃもしくは180ｃｃモデルを発売するものと見られ、Gladiator自体デラックス・モデルにアップグレードされる可能性がある。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが20日報じたところによるとSurajpur工場で製造された4ストローク、125ｃｃ、5段変速のGladiatorは、standardとDXの2バージョンから成り、前者の店頭価格は4万1990ルピー、後者は4万4990ルピー、5年間の保証付き。何れも若者をターゲットにしている。
YMIは今年末までにマハラシュトラ州内で1万台、全国的には10万台のバイクを販売、州内と全国の双方で10％の市場シェア獲得を目指すと言う。