SEAnews 2006-05-19 ArtNo.37731

【ニューデリー】Hero Honda Motors Ltd(HHML)は、年産45万台の新工場を設けるとともに、既存製造施設のキャパシティーにも同レベルの拡張を施す。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが5月18日伝えたところによると、ホンダの福井威夫社長は17日東京で世界的な事業拡張計画を発表した際、以上の消息を明らかにした。ホンダと地元パートナー、Munjal一族が各26％出資するHHMLがハリヤナ州のGurgaon及びDaruheraに設けた既存工場の年産能力は300万台。一方、ホンダが100％出資するHonda Motorcycles and Scooters India(HMSI)の年産能力は90万台。福井氏は、インドにおけるモーターサイクルの年産能力を2007年までに520万台に90万台拡大すると語った。
この点からすれば、HMSIの年産能力も同期間に約40万台拡大されることになる。HMSIは、同社にとって2番目のモーターサイクル・モデル“Shine”を御披露目した際、2010年までに400クロー(US$8957万)を投じ、年産能力を200万台に拡大すると発表していた。
HHMLのPawan Munjal重役(MD)は今年1月に催されたAuto Expo期間に、2006年には既存設備の拡張と第3工場の建設に320クロー(US$7165万)前後を投資すると発表しており、HHML筋はコメントを控えているが、新工場はラジャスタン州に設けられるものと見られる。
ホンダの目標は、HHML／HMSI合わせてインド二輪車市場の50％のシェアを維持することだが、HHMLのシェアだけで既に50％近くに達している。