2006-05-17 ArtNo.37726
◆Mankind Pharma、新製造施設/R&Dセンター建設
【ハイデラバード】向こう5年間に1000クロー(US$2.24億)の年商達成を目指すMankind Pharma Ltd (MPL)は、ヒマチャルプラデシュ州に米国食品薬品局(FDA:Federal Drug Administration)の基準を満たす製造施設を建設するとともに、首都圏にモダンな研究開発(R&D)ユニットを設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月13日報じたところによると、MPLのR.C. Juneja重役(MD)はこのほど記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると4月の売上げは既に45クロー(US$1008万)をマーク、今会計年度を通じて500クロー(US$1.12億)の達成を目指す。
ヒマチャルプラデシュ州の製造施設は来月末に、首都圏のR&Dセンターは来年下半期に、それぞれ稼働する予定だ。R&Dセンターは製剤や新薬物送達システム(NDDS:new drug delivery systems)の開発、生物学的同等性(bio-equivalence)調査、契約検査業務、創薬等の事業を手掛ける。
新製造施設は、社外委託製造への依存軽減に寄与する。現在製造業務の50%はハリヤナ州Gurgaonの既存工場で手掛け、残りの50%は社外に委託している。
また拡張計画の一環として喘息薬/目薬/皮膚病薬/マラリア治療薬等、新たな治療薬領域に進出する。目下同社は抗生物質/抗真菌薬(anti-fungal)/胃腸薬/駆虫薬/勃起障害薬等の領域にプレゼンスを築いている。
この他、これまでは国内市場に照準を合わせて来たが、東南アジア/南アフリカ/独立国家共同体(CIS)諸国等への製剤/後発医薬品の輸出に本腰を入れると言う。
|