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2006-05-17 ArtNo.37724
◆マハラシュトラ州、US$15.6億投じ送電網拡充
【ムンバイ】マハラシュトラ州は向こう2年間に15億6000万米ドルを投じて送電網を拡充する。
エコノミック・タイムズが5月12日伝えたところによると、Maharashtra State Electricity Distribution Co Ltd (MSEDC)のSanjay Bhatia重役(MD)はロイター通信に以上の消息を語った。それによると、MSEDCはインフラストラクチャーをアップグレードし、一部の地域に新設備を据え付ける。必要手続きは完了し、認可も取得したことから、2~3週間以内に関係入札を募集する。プロジェクトが完成すれば、送配電ロスは現在の29%から3分の1ほどカットされ、負荷制限(load-shedding)も軽減される。Power Finance Corp Ltd(PFCL)とRural Electrification Corp Ltd(RECL)から500億ルピー(US$11.2億)の長期ターム・ローンを取り入れるアレンジも完了した。
2005年にマハラシュトラ州電力局(MSEB:Maharashtra State Electricity Board)から分離独立したMSEDCは、省都Mumbaiを除く州全体の送配電を手掛けている。
国内で最も工業化が進んだ州の1つに数えられるマハラシュトラ州は4500MW(メガワット)の電力不足に直面しており、1日4~12時間の供給カットを行っている。
過去5年にわたり休止していたDabhol発電所が今月初に運転を再開、当初650MWの電力供給を開始した。Dabhol発電所の運転再開により、計画外の電力供給カットは多少減少するものの、解消されることはない。しかし向こう数ヶ月間に約1000MWの発電キャパシティーが追加され、Dabhol発電所のキャパシティーも今年12月までに2000MWに達する。このため2006年末までに状況は改善する見通しと言う。
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