2006-05-17 ArtNo.37721
◆Xerox India、総合ソリューション会社への変身目指す
【ニューデリー】Xerox Indiaは、単なるコピア/プリンタ会社から、地元企業の書類処理やオフィス業務(印刷・複写・FAX等)コストの削減を支援する総合ソリューション会社に変身することを目指し、500人を新規雇用、Xerox Global Services (XGS)ビジネスを拡張する。
エコノミック・タイムズが5月13日伝えたところによると、世界的にXGSはXerox売上の4分の1に貢献している。インドにおいても同部門は既に500人を雇用しているが、これらのスタッフの大部分は多国籍企業に奉仕している。
Xerox IndiaのLV Sastry部長補(XGS担当)によると、情報技術(IT)が普及する中で、地元企業にとっても書類処理/オフィス業務が営業コストの主要部分を占めるようになっており、この種のコスト削減を支援するビジネスの潜在性が拡大している。取り分け銀行金融サービスと政府部門がこの種のビジネスの成長を牽引している。
Xerox Indiaは今会計年度内にこの種の顧客30社を獲得することを目指しており、3年契約1社当たりの平均売上げは600万~1000万米ドルと見込んでいる。
市場調査会社Gartnerによれば、企業営業額の3%、総コストの5~15%が書類処理/オフィス業務コストで占められる。しかし調査会社IDCによると、90%の企業はこの種のコストの追跡を行っていない。
Xerox Indiaはこの種のコストの少なくとも25%を削減することを保証する。インド企業トップ1000社は何れもXGSが提供するソリューションに投資する用意があることを表明している。
さらに政府部門にも民間部門と同レベルのビジネスが存在する。インド政府は裁判所のインフラ改善に800クロー(US$1.79億)を投資する計画を発表しており、2007~2010年の間の政府の書類処理電子化支出は民間を陵駕するものと見られる。最近、カルナタカ州高裁の書類処理電子化を支援したXerox Indiaは、電子政府計画が本格化する中で、今後さらに多くの同様の受注が得られるものと期待していると言う。
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