2006-05-15 ArtNo.37705
◆Videocon、PwCをポラロイド買収のアドバイザーに指名
【ムンバイ】Videocon Industries Ltd(VIL)はデジタル・イメージング&エレクトロニクス・メジャー、Polaroidの買収を目指し、PricewaterhouseCoopers (PwC)を買収交渉のアドバイザーに指名した。
エコノミック・タイムズが5月11日報じたところによると、ポラロイドは2001年10月11日、『連邦会社更生法(federal bankruptcy protection)』の適応を申請したが、大部分のビジネスはその後もBank One管理下のPolaroid Holding Company (PHC)により継続された。その後、Petters Group Worldwideが2005年4月27日にPHCを買収した。
VILによるポラロイド買収予想価格は2億米ドル前後と見積もられる。VILは、世界最大のハイエンド・カラー・テレビジョン(CTV)市場に数えられる北米に橋頭堡を築くことの他、ポラロイドのLCD製造施設に関心を抱いている。加えてVILはポラロイドの買収を通じインド国内及び海外におけるイメージング・ビジネスに参入できる。
最近、Thomsonのカラー・ブラウン管工場に続き、Electroluxのインド製造施設やアジアにおけるマーケッティング権を買収したビデオコン・グループは、Daewoo Electronicsの買収入札に参加する一方、Panasonic Indiaの一部製造施設買収も図っている。
一方、ビデオコン取締役会は、ThomsonのDidier Trutt重役(COO)とMajor Appliances and ElectroluxのJohan Bygge重役(CEO)を新取締役として迎え入れ、Dhoot一族のH Malpani/R Somani両氏が取締役のポストを退いた。
またVenugopal Dhoot会長の弟Pradeepkumar Dhoot氏がThomson/Electroluxとの関係を含む国際戦略を統括、Venugopal Dhoot会長子息のAniruddh Dhoot氏がElectroluxのインドビジネスを、Dhoot会長のもう1人の子息Pradeepkumar Dhoot氏が法人広報業務と国際戦略業務をそれぞれ手掛ける。
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