【チャンディガル】カルナタカ州Bangaloreを拠点にカー・エンターテインメント製品や関連アクセサリーの輸入販売を手掛けるSebastian & Sons India Pvt Ltd (SSPL)は、向こう2、3年内にインド北部諸州にディーラー130店、ディストリビューション・センター4カ所から成るマルチ・ブランド流通網を構築することを目指している。
ビジネス・スタンダードが5月12日伝えたところによると、ドゥバイのGulf Wireless and Television Companyが完全出資するSSPLのMichael Khare重役(CEO)は同紙に以上の抱負を語った。それによると、2009-10年までに社会経済分類(SEC:Socio Economic Classification)A/B/Cカテゴリーの北部都市にプレゼンスを築き、グローバル・ブランドのカー・エンターテインメント製品をオファーする計画だ。また北部の主要都市にマルチブランド・ショールームを設け、輸入品を展示するとともに無料のコンサルティング・サービスを提供する。さらには講習所(institute)を設け、カー・オーディオ・インストーラーやサービス・エンジニアのために据え付けやデザイン、組立に関する訓練プログラムを提供することも計画している。しかし講習所を設ける場所はまだ決まっていない。
SSPLは、カナダのUltimate、米国のJL Audio/Boston Accoustics/Tsunami Cables等の製品をインドで製造する業者の代理業者を務め、エントリー・レベルのスピーカーやアンプから高品質なアクセサリーやハイエンド・カー・エンターテインメント・システムまで幅広い製品を提供している。2009-10年までに年間売上げを現在の5クロー(US$112万)から50クロー(US$1120万)に拡大する計画だが、同年商の3分の2は北部地区における売上げで占められる見通しだ。
西アジアにカー・エンターテインメント・ソリュージョンのネットワークを展開する親会社のGulf Wireless and Televisionは、この方面のノーハウと技術を備えている。SSPLは同ノーハウを生かしてインド初のカー・エンターテインメント製品ディストリビューション網を構築する計画と言う。