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2006-05-08 ArtNo.37679
◆RIL、バイオディーゼル精製施設計画
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)はグジャラート州Jamnagarの年間原油処理能力3300万トンの既存製油所付近にバイオ・ディーゼル精製施設を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月6日、消息筋の言として伝えたところによると、バイオディーゼル精製施設のキャパシティーは未定だが、RILは原料ヤトロファ(Jatropha:珊瑚油桐サンゴアブラギリ)の栽培も含め同プロジェクトに2000クロー(US$4,48億)を投資する計画だ。バイオ・ディーゼル精製施設は、2008年までに稼働するものと見られ、その頃には、ジャムナガル特別経済区(SEZ)に設けられる年間キャパシティー2700万トンの新製油所も完成する見通しだ。バイオ・ディーゼルはヤトロファ抽出物と通常のディゼル油を特殊処理を通じて混合することにより製造される。
RILはヤトロファを栽培するためアンドラプラデシュ州Kakinadaに200エーカーの土地を確保している。同用地はプロジェクトの進捗に従って拡張される。プロジェクト・コストの主要部分はヤトロファ栽培地のコストで占められる。バイオ・ディーゼル精製プラントへの投資額は500クロー(US$1.12億)、ヤトロファの栽培と抽出処理事業への投資は1500クロー(US$3.36億)前後と予想される。Reliance Life Sciencesがヤトロファの苗木と肥料、それに栽培ノーハウを農民に提供する。
RILは当面、既存製油所で製造したディーゼル油の2%をバイオ・ディーゼル・プロジェクトに充当するが、バイオ・ディーゼルの需要動向を見てその後更に拡大する。製品は独自の流通網を通じて販売する。RIL既に全国に1218店の石油製品小売り網を展開しており、別に5849店を追加する認可を得ている。
インド政府はバイ・オディーゼルの使用比率を現在の2%から2011年までに20%に拡大することを目指しており、3億米ドルのバイオ燃料プログラムを準備している。計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副議長は最近、バイオ燃料事業に税制奨励措置を適応する構想を明らかにしており、British PetroleumやIndian Railwaysもバイオ・ディーゼル事業に参画する意向を表明している。
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