【ニューデリー】ディーゼル価格が比較的安定していたにも関わらず2005年10月から2006年3月までの6ヶ月間のトラック・レンタル料は、前年同期に比べ15%上昇した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月6日、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)のレポートを引用し伝えたところによると、法人や大口荷主は2006-07年の年間輸送契約の輸送料を10~12%引き上げた。これらの企業は、大手運送会社からトラックを借り受ける。とは言え経済の活況からこうした値上がりは企業の採算性に大きな影響を及ぼしていない。
今年4月の当初3週間は、小麦の出荷時期と、サマー・フルーツ・シーズンのピークが重なり全国的に貨物が増加、運送料が一層上昇した。こうした傾向は6月まで持続するものと見られる。
こうした運送料の急上昇は、最高裁が2005年11月にトラックの積載超過を禁じる判決を下したことにより加速された。この他、製造業の9.3%の成長、建設ブーム、輸出入貿易の25%拡大、国内総生産(GDP)の8%の成長等も運送料の上昇要因と考えられる。
ディーゼル油のリッター当たり価格は昨年を通じて3.50ルピー(2005年9月2ルピー/2005年6月1.5ルピー)上昇した。