2006-05-03 ArtNo.37652
◆Hindalco、US$71億投じアルミ事業拡張
【ムンバイ】Aditya Birla Groupの旗艦、Hindalco Industries Ltd(HIL)はアルミニウム事業の拡張に向こう数年間に3万2000クロー(US$71.65億)を投資する計画だ。
エコノミック・タイムズが5月1日報じたところによると、同計画が完遂されるならHILのアルミニウム年産能力は現在の43万トンから150万トンに拡大する。
HILは4月29日、マドヤプラデシュ州Sidhi県に7700クロー(US$17.24億)を投じ年産32万トンのアルミニウム製錬施設を設けると発表した。HILのD Bhattacharya重役(MD)によると、同社は間もなくマドヤプラデシュ州政府と関係覚書を交換する。HILは750MW(メガワット)の石炭火力発電所を設け、新精錬所に電力を供給することも計画している。石炭はマドヤプラデシュ州Mahanのキャプティブ鉱山から供給、電力のコストは1ユニット当たり0.7ルピーになる見通しだ。同炭坑はRenukoot精錬所から50キロに位置し、Essar PowerとHindalcoが合弁で開発する。
この他、ジャールカンド州に7800クロー(US$17.47億)を投じ年産26万トンのアルミニウム製錬施設を、オリッサ州に1万1000クロー(US$24.63億)を投じ年産100万トンのアルミナ製錬施設と650MWの発電施設を(Aditya Aluminium project)、また4000クロー(US$8.96億)を投じて年産150万トンのアルミナ製錬施設を(Utkal Alumina project)、それぞれ設ける。
さらに765クロー(US$1.71億)を投じてオリッサ州Muriのアルミナ製錬施設の年産能力を11万トンから50万トンに、675クロー(US$1.51億)を投じてカルナタカ州Belgaumのアルミナ年産能力を35万トンから65万トンに、高付加価値特殊アルミナの年産能力を9万1000トンから16万7000トンに、それぞれ拡張する。またオリッサ州Hirakudにおけるアルミニウムの年産能力も6万5000トンから14万6000トンに拡大すると言う。
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