2006-05-03 ArtNo.37648
◆中国家電会社、SKDキット輸入しデジカメを現地組立
【ムンバイ】中国の家電会社TCL Electronicsはデジタル・カメラのセミノックダウン(SKD)キットを輸入し、インド国内で組み立てる計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月1日報じたところによると、TCLはタミールナド州に組み立て工場を設けることを検討している。TCLが完全出資する現地子会社TCL India Holdings(TCLIH)のNick Ma重役(GM)は、28日に催された記者会見の席上、TFTモニターとデジタル・カメラ新モデルを披露するとともに、以上の計画を語った。それによると、今会計年度中に全てのカテゴリーのデジタル・カメラをインド市場に紹介する。今会計年度第3四半期末までにマハラシュトラ州/カルナタカ州/アンドラプラデシュ州/タミールナド州をカバー、今年末までにこれら4州におけるプレゼンスを確立する。同社はすでにこれら4州に小売りネットワークを構築している。
Thomsonを買収し世界第5位のテレビジョンメーカーになったTCLは、2005年を通じてインド国内で60万ユニットのテレビジョンを販売、6%の市場シェアを占めた。
各州にマスター・ディストリビューター1社とサブ・ディストリビューター4社を配置する計画で、マハラシュトラ州Pune拠点のDSK InfotechをMumbaiを除くマハラシュトラ州におけるTFTモニターとデジタル・カメラのディストリビューターに指名した。
TFTモニターについては、各カテゴリーに3モデルを紹介する。現在TFTモニター市場では、LG Electronics/Samsung/Benq3社がしのぎを削っているが、TCLは市場に出回る最低価格の製品よりさらに300~500ルピー低めに価格を設定する方針と言う。
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