【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点のSami Labs Ltd(SLL)は米国ユタ州に400万米ドルを投じ、米国食品薬品局(FDA:Food & Drug Administration)の認可を得た製造施設を設け、事業の国際化を加速する。
デカン・ヘラルドが4月29日報じたところによると、SLLのMuhammed Majeed重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると新工場は4ヶ月以内に稼働し、米国国内市場や中東市場向けの栄養補助食品(neutraceutical)を製造する。必要経費は内部資金で賄う。ユタ州に工場を設けることにより、契約製造の必要がなくなり、50%マージンが改善する。現在米国市場はSLLの480クロー(US$1.07億)の年商の25~30%に貢献しているが、新工場が稼働すれば、同比率は2倍に拡大する。
SLLはまた35クロー(US$784万)を投じてカルナタカ州Dobaspetとアンドラプラデシュ州Hyderabad近郊Genome Valleyに、それぞれ新工場を建設しており、いずれも6月までに稼働する。この他、タミールナド州Salemの20エーカーの土地を購入、同地にも将来新工場を設ける計画だ。
SLLは緑内障と乾癬の新治療薬を発売する計画で、インド薬品監督総監(DCGI:Drug Controller General of India)の認可を待っていると言う。