SEAnews 2006-05-03 ArtNo.37639

【ムンバイ】テレコム／電力／金融サービス等の非中核事業を分離した、Mukesh Ambani氏に率いられるReliance Industries Limited (RIL)は、石油精製と石油化学事業に照準を合わせた5万8500クロー(US$130.99億)の投資を準備している。
インディアン・エクスプレスが4月29日報じたところによると、内訳は、グジャラート州Jamnagarにおける輸出向け新製油所プロジェクトに60億米ドル、探査生産事業に45億米ドル、石油化学事業の拡張に16億米ドル、石油製品小売網の展開に15億米ドルで、この内9476クロー(US$21.22億)は今会計年度中に投資される。
Mukesh Ambani氏側近によると、特に潜在性が高くマージンも大きい探査生産事業に2万250クロー(US$45.34億)を振り向け、過去30年間に達成したのと同じ成果を今後5年間に実現することを目指す。今会計年度の資本支出は、現金利益の約71％に相当する。内、2198クロー(US$4.92億)は探査生産、2692クロー(US$6.03億)は精製、850クロー(US$1.90億)は石油小売り、2921クロー(US$6.54億)は石油化学、878クロー(US$1.966億)はその他のプロジェクトに振り向ける。
小売り、生命科学、農業、酪農、不動産等の新領域における実験に乗り出すことも予想されるが、照準は依然として石油精製と石油化学に合わされると言う。