【チェンナイ】三菱電機はドゥバイ拠点の合弁会社ETA-MELCO Elevator Company(EMEC)を通じ、インドにおけるハイエンドなエレベーター及びエスカレーター市場の開拓に乗り出した。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月27日報じたところによると、三菱電機東京本社のクラシマ重役(GM)は25日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、多くの多国籍企業の進出とソフトウェア産業のブームを背景に、インドにおけるエレベーターとエスカレーターの需要は6年前の年間8000ユニットから現在の1万5000ユニットに拡大、需要の中心もミッド・セグメントからプレミアム・セグメントにシフトしている。
三菱電機とETA-Melco of Dubaiの合弁に成るEMECのM. A. Sayeed上級GMによると、合弁会社は三菱電機のタイ工場からエレベーター及びエスカレーターを輸入し、インド国内の需要に応じる。タイ工場は最近年産能力を3000ユニットから9000ユニットに拡大した。34.4％の輸入関税が課されるものの依然として競争力を維持できる。住宅市場におけるエレベーターの需要も拡大しているため、合弁会社は追って住宅市場も開拓する。
三菱電機タイ工場のイズミ／アライ両氏によると、世界のエレベーター及びエスカレーター市場は平均7％の成長を遂げているが、インドにおける伸びは20～25％に達する見通しだ。今年の売上げは昨年の250クロー(US$5598万)から300クロー(US$6717万)に拡大するものと見られる。
EMECのN. Sadaqathullah重役(GM)によると、タミールナド州Chennai／アンドラプラデシュ州Hyderabad／カルナタカ州Bangaloreにおける売上げだけで、インドにおける営業額全体の40％近くを占めると言う。