【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)原料部(RMD:Raw Materials Division)の2005-06年度生産高は過去最高を記録、出荷量は前年比12.3%増の1346万トンをマークした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月23日伝えたところによると、RMDが管理するKiriburu/Meghatuburu/Bolani/Barsua/Kalta鉱山は前年比3%増の合計1333万トンを生産、ChiriaのGua/Manoharpur鉱山は290万トンを出荷した。
今会計年度は、傘下の7鉱山から東部地区の鉄鋼プラントに1800万トンを供給することを目指している。
鉄鉱石のスムースな供給を確保するため、多くの鉱業プロジェクトを進めており、Bolani鉱山の年産能力は500万トンに拡大される。毎時600トンの粉砕・選鉱施設が既に稼働している。確認埋蔵量1億5400万トンのBolani鉱山の生産能力の拡張も図られている。ジャールカンド州West Singhbhum県におけるMeghatuburu鉱山中央ブロック及びKiriburu鉱山南ブロックの開発も着手された。Barsua-Taldih-Kalta地区の鉱業リース権を取得したSAILは、Taldih鉱山の他、Barsua/Kalta両鉱山の開発も開始した。Taldih鉱山の開発に関してはKudermukh Iron Ore Co Ltdと協力契約を結んでおり、Metallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)が事業化調査を引き受けている。キャパシティー200万トンのペレット製造施設が建設される予定で、詳細鉱業計画(detailed mining plan)の準備が進められている。