【ハノーバー】インドとドイツは23日、民生用原子力発電/貿易/投資/インフラ/エネルギー/ハイテック(宇宙産業等)を含む様々な領域で協力することで合意、また国防領域における二国間協力でも意見の一致を見た。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月24日報じたところによると、共同声明発表後、インドのManmohan Singh首相は、両国の政府及び民間部門の代表から成るインド・ドイツ・エネルギー・フォーラムが設立されることを明らかにした。同フォーラムはエネルギーに関わる戦略的課題を討議する。これにはエネルギーの安全保障/エネルギーの効率的利用/再生可能なエネルギー源の利用拡大/環境保全技術が含まれる。
ドイツのAngela Merkel首相は「石炭やガス等の代替エネルギー原料領域における協力の潜在性は大きい」とするとともに、「ドイツは民生用核エネルギー領域におけるインドとの協力を拡大・強化する」と語った。
共同声明によれば、両国は『インド・ドイツ科学技術研究センター(Indo-German science and technological research centre)』を早期に設立する。
インド医学研究評議会(ICMR:Indian Council of Medical Research)とドイツ研究センター・ヘルムホルツ連合会(Helmholtz Association of German Research Centres)は、生医学(bio-medical)サイエンス領域における研究協力覚書を交換した。