SEAnews 2006-04-26 ArtNo.37612

【コルカタ】西ベンガル州Kolkata拠点のUnited Nanotechnologies Pvt Ltd(UN)は、米国企業NEI Corporationと、50：50の合弁でUnited Nanotech Products Ltd(UNP)を設立、アジア及び東南アジア市場向けにリチウム・イオン・バッテリー電極原料の製造に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月22日報じたところによると、合弁会社UNPのA.C. Chakrabortti取締役は21日記者会見し以上の発表を行った。それによると、第1期プロジェクトでは8クロー(US$179万)を投じ、コルカタ付近に約2.5エーカーの用地を購入、年産90トンのリチウム・イオン・バッテリー電極原料製造施設を設ける。新工場には専門技術者約60人が勤務、年産能力は向こう4～5年間に280トンに拡大される。新工場は当面100％輸出志向ユニット(export-oriented unit)として経営される。
UNのShiva Prasad Bevinmarad重役(ED)によると、パーソナル電子機器は益々小型化し、より多くの機能を備えるようになっている。このためバッテリーも小型・軽量化され、長時間の使用に耐え、何度でも再充電できる性能を備えねばならない。したがってナノ材料バッテリー電極(nanomaterial battery electrode)の市場潜在性は極めて大きいと言う。