2006-04-24 ArtNo.37599
◆Infosys、Progeonの23%権益をUS$1.15億で買収
【バンガロール】地元ソフトウェア会社Infosys Technologies Ltd(ITL)は、BPO(business process outsourcing)合弁会社Progeonの23%持ち分をCitigroupから1億1513万米ドルで買い取り、完全出資子会社にする。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月21日伝えたところによると、Citigroupは2002年にProgeonの875万株を2000万米ドルで手に入れており、大きなキャピテル・ゲインを手にすることになる。今回の取引価格の株価売上げ率は6倍で、Progeonの時価総額は5億米ドルにのぼる。取引は今年7月までに完了する。
Progeonの2006年3月期年商は、前年の4290万米ドルから8540万米ドルに100%アップ、純益は2100万米ドル、マージンは25%と業界最高をマークした。第4四半期売上げは2440万米ドルと前年同期の1450万米ドルから69%増加した。
国内情報技術(IT)会社は、製品のクロスセリングが可能なことからBPO部門を社内に設けるようになっており、サード・パーティーBPOは減少している。Progeon権益を買収し、完全子会社にするITLの方針は、こうした潮流に沿ったもので、フルレーンジのIT-BPO製品を独自ブランドで提供することを目指している。
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