2006-04-24 ArtNo.37598
◆パイオニア、Maruti/M&M/Toyotaにエンタメ装置売り込み
【ムンバイ】PioneerはAutocop Indiaと手を組みMaruti Udyog Ltd(MUL)/Mahindra & Mahindra (M&M)/Toyota Kirloskar Motor(TKM)に車内エンターテイメント・システムの納入を図っている。
ビジネス・スタンダードが4月21日報じたところによると、パイオニアはマーケッティング・パートナーのAutocop Indiaを通じ、WMA/MP3/CDプレーヤー/スピーカー等をこれら3社に売り込んでおり、同社オフィシャルは交渉妥結に楽観的見通しを示した。Autocop IndiaのUmesh Deshpande社長兼CEOによると、MUL/M&M/TKMとは最終段階の交渉が進められている。インドに拠点を有するパイオニアは、革新的製品を妥当な価格でオファーしている上、小売り/アフター・サポートを提供できる。既にGeneral MotorsとHyundaiへの納入実績もあるため、上記3社はパイオニアと契約を結ぶ見通しと言う。
MULやTKMにその製品を既に供給しているKenwoodやSonyとの熾烈な競争が展開されており、市場観測筋によると、パイオニアはこれら3社中の何社かと、ケンウッドに代わり納入契約を結ぶものと見られる。
パイオニア製品の価格は5990~1万4590ルピー。初年度に90クロー(US$2015万)の売上げを達成したパイオニアは、乗用車(car)エンタメ装置市場の10%のシェア獲得を目指している。Autocopは3000店の公認ディーラー網を有する。乗用車エンタメ装置のリプレースメント市場規模は1000クロー(US$2.24億)と見積もられ、目下、Blaupunkt、Kenwood、Philips、Sony等のプレーヤーが同市場のシェアを争っている。
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