2006-04-24 ArtNo.37594
◆ボーイング、NagpurにUS$1.85億修理工場建設
【ムンバイ】米国の航空機メーカー、Boeingは1億8500万米ドルを投じてマハラシュトラ州NagpurにMRO(maintenance repair overhaul)ハブ及び関連施設を設ける。
エコノミック・タイムズが4月21日伝えたところによると、Nagpur複合一貫貨物ハブ(multi-modal cargo hub)開発計画の結節機関を務めるマハラシュトラ空港開発公社(MADC:Maharashtra Airport Development Company)のRC Sinha重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。
それによると、ボーイングのDinesh Keskar副社長に率いられるチームが先々週Nagpurを訪れ、別に技術チームも現地を視察、その直後にMROハブ設置の方針が決まった。これに先だってKeskar氏と2人のボーイング社幹部が今年1月にもNagpurを訪れている。ボーイング社は以上の方針をMSDCに通知した。
これはボーイングがインドに設ける最初の施設で、空港と特別経済区(SEZ)に隣接した120エーカーの土地が割り当てられた。建設工事は間もなく始まるものと見られ、第1期工事に1億米ドルが投じられる。ボーイングは別に7500万米ドルを投じてNagpurにパイロットを育成する航空学校を設ける。
ボーイングはインドの国内線及び国際線航空会社に対する4万5000クロー(US$100.76億)の航空機納入契約の一環としてこれらの施設を設ける方針を決めた。消息筋によると、ボーイングのJames McNerney社長兼CEOは20日、デリーでPraful Patel民間航空相と関係問題を協議した。
一方、Nagpurに国際航空旅客貨物ハブを設ける計画は来年着手される。Patel民間航空相はNagpurにSEZステータスを認める政府の方針を最近明らかにした。Nagpur付近出身のPatel民間航空相は、Vilasrao Deshmukh首席大臣とともにマハラシュトラ州のボーイングへの売り込みに努め、マドヤプラデシュ州Gwalior/カルナタカ州/アンドラプラデシュ州/ケララ州Kochiとの競争に勝ち、MRO誘致に成功したと言う。
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