【ニューデリー】TVS Motors Company Ltd(TVSMC)は今会計年度、前年比12~15%増の170万台の二輪車販売を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが4月19日報じたところによると、TVSMCのVenu Srinivasan重役(MD)は、18日催されたインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)年次会議の会場で、以上の目標を明らかにした。それによると、モーターサイクル新モデル“Apache”の月間販売台数は目下8000~9000台で、9月の祝祭日シーズンまでに1万5000台に達する見通しだ。
ヒマチャルプラデシュ州の新工場は今月末までに稼働、またインドネシアに200クロー(US$4478万)前後を投じて建設する年産25万台の工場は今年末までに操業を開始する。
一方、エコノミック・タイムズが4月17日伝えたところによると、TVSMCはモーターサイクル新モデルの重心をテクノロジーからデザインとスタイルにシフト、欧州、取り分けミラノの指導的スタジオとの提携を図っている。またトップ・デザイン・スクールからの優秀な人材のリクルートに努めている。
K N Radhakrishnan社長によると、燃費は依然、最大のフォーカス・エリアだが、次ぎに重要な領域はデザインとスタイル。モーターサイクルは若者の自己主張の手段となりつつある。このためTVSMCはスタイルを重視する戦略の一環として、ヘルメット/ジャケット/手袋/ゴーグル等、アパッチ・ブランドのバイキング・アクセサリーを発売する計画と言う。
業界アナリストによると、TVSMCのApacheとStaR Cityは、BajajのPulsarとCT-100の主要な競争者で、StaRの今年の販売台数は昨年の33万1000台から60万台に拡大、Apacheは同セグメントの20~22%のシェアを占める見通しと言う。