2006-04-21 ArtNo.37581
◆国際石油会社、ONGC/RIL2社のNELP入札禁止要求
【ニューデリー】国際石油大手、Shell、Exxon、BPは、新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)下の第6次入札(NELP-VI)にOil and Natural Gas Corp (ONGC)とReliance Industries Ltd(RIL)が応札するのを禁じるよう要求した。
インディアン・エクスプレスが4月18日報じたところによると、ロンドンとヒューストンで催されたNELP-VI説明会の席上、多国籍企業らは「ONGCとRILは既にあまりに多くの探査ブロックを保持している」とし、新規入札にこれら2社を参加させぬよう求めた。
大部分の多国籍石油・ガス・メジャーは地元メジャーのアグレッシブな入札に嫌気がさし、これまで5回のNELP入札を観望して来たが、RILとONGC-Cairn Energyがベンガル湾で、Cairn Energyがラジャスタン州で、それぞれ大規模な石油・ガス田を発見する中、NELP-VIに対する関心を高めている。
多国籍メジャーは、「新規入札を禁じるなら、ONGCとRILはこれまでに獲得したブロックの探査・開発に専心するため、限られた物的・人的資源を有効に活用できる」としている。
消息筋によると、NELP-VIのために売却された入札資料の額は40クロー(US$896万)以上にのぼり、これまでの入札で売られた入札資料の総額約20クロー(US$448万)を遙かに上回っている。
ロンドンとヒューストンで先月催されたロードショーの団長を務めたMurli Deora石油天然ガス相は、BPのLord Browne重役(CEO)、Exxon MobilのRex Tillerson重役(CEO)、Shell InternationalのLinda Cook取締役、BGのRobert Wilson重役(CEO)と1対1の会談を行った。BHP/Conoco Philips/Anadarko/Maersk/Repsol/Woodside等の代表もインド側の他の代表と個別会談を行ったと言う。NELP-VI入札は9月15日に行われる。
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