2006-04-19 ArtNo.37571
◆Posco-India Processing Centre、電磁鋼板13万トン処理
【ムンバイ】韓国の鉄鋼メジャー、Poscoはマハラシュトラ州Pune拠点のPosco-India Processing Centre (PIPC)を通じて13万トンの電磁鋼板(electrical steel)を加工・販売する。
ビジネス・スタンダードが4月18日伝えたところによると、Poscoは今年初、家電会社LGと65:35の合弁でPIPCを設立した。総コスト1400万米ドルの処理センターは今年11月までに完成する。同センターの製品の25%はLGに納入、残りは国内市場と海外市場に供給する。電力事業への大型投資とシロモノ市場の拡大に伴い電磁鋼板の需要は急増するものと見られる。また競争者が皆無に等しいことも見通しを明るくしている。例えば変圧器の製造に用いるCRGOスチールは現在全量輸入されている。
Talegaon Industrial Complex内に設けられる同センターには、粒子方向性電磁鋼板及び鋼帯施設を含む切断剪裁機4基が装備され、13万トンの処理能力を備える。センターは今年11月に操業を開始後、コア切断機も導入する。
Talegaon Industrial Complexにはシーメンスを含む多くの変圧器メーカーや、LG、Whirlpool等の家電メーカーも存在し、キャプティブ消費市場が既に形成されている。
Poscoは今年2月に名古屋に設けられたPOS-NPCを含め傘下に12のプロセッシング・センターを擁する。今年末までにインドのPOS-IPCとメキシコのPOS-MPCが稼働すると、合計14センターになると言う。
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