【ムンバイ】中央銀行The Reserve Bank of India(RBI)が発表した2006年4-6月期のビジネス期待指数(BEI:business expectations index)は、2006年1-3月期に比べ4.1%下降した。とは言え前年同期のそれを上回った。
ビジネス・スタンダードが4月18日、報じたところによると、RBIは『2006-07年通貨信用政策(2006-07 monetary and credit policy)』の発表に先だって、2006年1-2月の間に実施した「産業見通し調査(industrial outlook survey)」結果を報告した。それによると、原料コストの急騰と、原料/完成品在庫の増加がBEIの下降につながった。2006年1-3月期のBEIも前期に比べ2.8%下降したが、2005年10-12月期には過去最高の8.2%の上昇が記録されていた。
2006年4-6月期のビジネス自信指数(BCI:business confidence index)は、昨年同期と同水準を保った。
インド経済は工業部門とサービス部門の持続的成長に支えられ、2005-06年に力強いパフォーマンスを示した。中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)によれば2005-06年の国内総生産(GDP)成長率は前年の7.5%から8.1%(予測値)に加速した。製造/サービス両部門の活況とポジティブなビジネス情緒から見てインド経済の成長の弾みは2006-07年にも維持される見通しと言う。