2006-04-17 ArtNo.37558
◆Hero Honda、Gurgaon工場のスト終結
【ニューデリー】Hero Honda Motors Ltd(HHML)のハリヤナ州Gurgaon工場は、5日間にわたりストライキを行っていた契約労働者との交渉が妥結し、15日に操業を再開した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが4月16日報じたところによると、グルガオン工場の2000人余りの契約労働者は、就業の規則化、給与アップ、医療保障等を求め、10日からストライキを行っていたが、14日夜、労使交渉が妥結した。HHMLは「請負業者は契約労働者のある種の不満に応じることを認めた」、「使用者の長期にわたる善意と人事慣行は契約労働者にも延長された」とのステートメントを発表した。インディアン・エクスプレスによると、身分証明書とATMカードの発行、銀行口座の開設等が認められたものの、契約労働の正規化、正社員並の給与保証は認められなかったようだ。Vikram Kasbekar副社長によると、使用者側は給与引き上げや能力/技術/経験等を配慮して一部労働者の就業を正規化することを認めた。HHMLは関係ポリシーを作成すると言う。
グルガオン工場にストライキが発生して以来、ハリヤナ州Dharuhera工場の日産量は4500台から5000台に拡大されて来たが、グルガオン工場も、操業再開後、生産量を拡大し、ストライキに伴う損失の回復を図る。グルガオン工場は、スト以前には1日5800台を生産していたと言う。
|