SEAnews 2006-04-17 ArtNo.37554

【ニューデリー】昨年(2005/4-2006/3)通年の乗用車販売台数は88万2094台と、前年の82万179台に比べ7.55％成長した。しかし前年の成長率17.7％に比べ顕著な鈍化を見た。アナリストらは小型車(small car)に対する消費税率が25％から16％に8％ポイント引き下げられたことから今年(2006-07)は高めの成長が望めるとコメントしている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが4月14日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによると、Skoda Autoが38.7％の成長をマークした反面、Fiatのボリューム販売は77％の落ち込みを見た。Hyundai Motorは11.2％、Maruti Udyog は9.4％、Ford Motor(2万7047台)は8.9％、Tata Motorsは4.2％、Hondaは14.5％、Hindustan Motors は1.4％のプラス成長を記録したが、General Motors Indiaは－25％と不振だった。
大部分の小型乗用車の価格が引き下げられ、消費税率引き下げの恩恵が消費者にパスされたことから2006年3月の乗用車販売台数は前年の8万9724台から11万978台に23.68％の成長を記録した。
昨年通年の乗用車輸出台数は前年の16万670台から17万193台に5.9％増加したが、前年の28.2％の伸びに比べ鈍化した。これは主にMaruti Udyogの輸出が減退したため。Hyundaiの乗用車輸出台数は前年比5.9％増の17万台を記録した。
乗用車、多用途車(utility vehicles)、多目的車(multi-activity vehicles)を含む乗用車両(passenger vehicles)の昨年通年の販売台数は前年の106万台から114万台に増加した。