【ブーバネスワル】オリッサ州政府は、同州に鉄鋼プラントを設けることを計画する民間企業5社との覚書を取り消す方針を決めた。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが4月13/14日報じたところによると、オフィシャル・ソースは13日以上の消息をPTI通信に語った。これら5件のプロジェクトには、Sterlite Iron and Steel Ltdが2004年10月15日に覚書に調印したKeonjhar県Palaspangaに1万2500クロー(US$27.99億)を投じて年産510万トンの鉄鋼プラントを設ける計画の他、AML Steel and Power Ltd/Maharashtra Seamless Ltd/Sunflag Special Steels Ltd/Stats Steel India (P) Ltdが2004年下半期から2005年11月に覚書に調印した4件の計画が含まれる。
オリッサ州政府はこれまでに鉄鋼/アルミニウム関連プロジェクト43件の覚書を交換しており、これらには韓国企業POSCOが5万1000クロー(US$114.196億)を投じて建設する年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトが含まれる。
オリッサ州政府のPadmanav Behera鉄鋼・鉱業部長を座長とする見直し委員会の会議がこの日開かれ、用地や環境認可の取得の面で進捗が見られぬ上記5件のプロジェクトの覚書をキャンセルする方針が決まった。
その反面、プラントの建設が完了し、試運転を開始した複数のプロジェクトも存在する。AML Steel and Power LtdはKalinga Nagarに209クロー(US$4680万)を投じ年産27万5000トンのプラントを、Maharashtra Seamless Ltdは同じ場所に450クロー(US$1.01億)を投じ2期に分けて年産48万トンのプラントを、Sunflag Special Steels LtdはSambalpur県Bomlaiに937クロー(US$2.1億)を投じ年産100万トンの鉄鋼プラントを、Stats Steel India (P) LtdはCuttack県Tangiに年産50万トンの鉄鋼プラントを、それぞれ建設する。