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2006-04-10 ArtNo.37533
◆インド製薬産業、世界契約製造市場の１０％のシェア目指す
【ニューデリー】証券会社SSKI(S S Kantilal Ishwarlal)Indiaの報告によれば、世界製薬産業の契約製造ビジネスは現在の160億米ドルから2010年には250億米ドルに成長するものと見られ、米国食品薬品局(FDA:Federal Drug Administration)認可製造施設の量で米国に次ぎ世界2位にランクされるインド製薬産業がその10％のシェアを占めるものと予想される。
エコノミック・タイムズが4月7日報じたところによると、Jubilant Organosys／Nicholas Piramal／Dishman Pharma／Shasun Chemicals & Drugs等のインド製薬会社にとって契約製造(custom manufacturing)は既に主要な収入源になっている。
Nicholas Piramalの2005－06年の契約製造ビジネスは300クロー(US$6717万)前後、Jubilant Organosysの2006－07年度手持ち受注額は6800万米ドルで、これらの企業は企業買収を通じて積極的に製造能力を拡張している。数ヶ月前にRocheのメキシコにおける薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)ビジネスを買収したDr. Reddy's Laboratoriesの契約製造ビジネスは現在の45クロー(US$1008万)から向こう14ヶ月以内に450クロー(1.008億)に拡大する見通しだ。
最近英国のAvecia Pharmaを買収したNicholas PiramalやフランスのRhodia Pharma Solutionsを買収したShasun Chemicals & Drugsは、財政難に陥った外国契約製造会社を買収して海外拠点にするインド製薬会社の新潮流を象徴している。同買収の結果、Shasunの契約製造ビジネスは2006－07年に20％、2007－08年に40～45％の成長が見込まれる。同社の2005－06年の契約製造売上げは前年比52％増の38クロー(US$851万)を記録した。
インドにおける臨床試験も5年ほど前にスタート、創薬研究(Drug Discovery Research)のアウトソーシング・ビジネスが創生期を迎えている。GVK-BiosciencesはWyethと、JubilantはEli Lillyと、それぞれ研究開発(R&D)請負契約を結んでおり、今後この方面のアウトソーシングが活発化する兆候が生じている。SSKI Indiaは、インドにおける契約研究ビジネスが2010年までに6億米ドルに達すると予想している。同領域の主要プレーヤーには、Suven LifesiencesとBioconが含まれると言う。
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