2006-04-10 ArtNo.37532
◆Tata/Reliance/L&T等、送電網契約獲得競う
【ニューデリー】Tata/Essar/Reliance Energy/L&Tを含む1ダース余りの企業が、グジャラート州とマハラシュトラ州における見積もりコスト1500クロー(US$3.36億)のインド初の送電網民営化プロジェクト獲得を目指し競争している。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが4月6/7日伝えたところによると、昨年11月、西部地区強化計画下の独立送電網敷設プロジェクト2件の入札を募集した国営送電会社Power Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、2009年までに両プロジェクトを完成することを目指しており、今年6月までに落札者を選考する方針だ。
PGCILのR P Singh会長兼MDは6日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、Tata Power/Reliance/Essar Power/Larsen & Toubro/GMR group/Kalptaru Power/Gammon India and Jyothi Structures/China Light & Power/スペイン企業4社が入札した。スペイン企業にはIsolex WatとAbengoaが含まれる。
入札書類28セットが購入され、上記の12社が2プロジェクトの入札説明会に出席した。4月18日に再度説明会を催し、6月に入札を審査する。
マハラシュトラ州南部に変電所を設け送電網を敷設するプロジェクトの見積もりコストは1000クロー(US$2.24億)、グジャラート州におけるプロジェクトの同コストは500クロー(US$1.12億)。
PGCILはこれまでに民間企業と合弁で送電網を敷設・経営した経験は有るが、全面的に民間の手に委ねるのは今回初めてのこと。Tata Powerがブータンに建設した水力発電所から電力を輸送する送電網をTata Powerと合弁で目下建設しているのが、唯一の合弁事業と言う。
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