SEAnews 2006-04-05 ArtNo.37500

【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)の2005－06年度の販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)生産量は過去最高の1200万トン以上に達した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが4月3／4日、SAILの発表を引用し報じたところによると、昨年度、実際に販売した量は1120万トン以上と、これも過去最高を記録した。建設用鋼材(structurals)の販売量は10％、車輪と車軸(wheels and axles)の販売量は7％、鉄道向け鋼材(steels to Railways)の販売量は5％、鋼線(wire rod)の販売量は24％、それぞれ増加、輸出は前年比32％増の50万トンを記録した。
SAILは昨年、軍艦建造用の特殊鋼を開発、初めて納入した。この種の鋼材はこれまで輸入に依存していた。260ｍの鉄道用レールも初めて製造・納入した。昨年はまた、燃料交互注入法等の一連の新技術を導入、労働者の生産性は11％アップ、1人当たりの生産量は150トンを記録した。
高炉の年間平均稼働率は107％を記録、熔銑(hot metal)の年産量は前年比11％増の1460万トン、熔鋼のそれは同8％増の1350万トンをマーク、販売可能な鋼材の生産量は6％増加した。