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2006-04-03 ArtNo.37483
◆高品質鉄鉱石の輸出規制を強化
【ニューデリー】インド政府は3月30日の閣議において世界的にも最高品質の鉄鉱石を産するBailadila鉱山の輸出上限を引き下げる方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが3月31日伝えたところによると、塊鉱(Lump)の輸出上限はこれまでの年間300万トンから270万トンに、粉鉱石(iron ore fines)は同380万トンから181万トンに、それぞれ下方修正された。これは高品質鉄鉱石に対する国内需要の急増に応じたもの。チャッティースガル州Bailadila鉱山は世界的に最も豊富な高品質鉄鉱石の産地とされ、同鉱山の鉄鉱石の鉄分含有量は67%。National Mineral Development Corporation (NMDC)が同鉱山の開発・生産を主に手掛けている。
この日の閣議では、Minerals and Metals Trading Corporation Ltd(MMTC)が日本/韓国/中国と鉄鉱石輸出の新規長期契約(LTA:long-term agreements)を結ぶことが承認された。新規契約の期限は5年。MMTCの既存鉄鉱石輸出長期契約は何れも2006年3月31日で期限が切れる。
インドは日本向けに年間1000万トン、韓国向けに同300万トンの鉄鉱石を輸出しており、MMTCがその大部分を手掛けている。MMTCは鉄分64%以上の高品質鉄鉱石輸出、もしくはLTA下の高品質鉄鉱石輸出の独占代理機関を務めている。
インドは中国に対して年間5000万トン以上の鉄鉱石を輸出しており、中国はインド産鉄鉱石の最大の輸入国になっている。しかし大部分がスポット市場における取引で占められており、小数の大型鉄鋼会社が長期契約を結んでいるに過ぎない。
一方、この日やはり会合した経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)は、オリッサ州Mahanadi石炭鉱区のLakhanpur露天掘り炭坑の年産能力を1500万トン拡張することを承認した。これに伴いアウトソーシング業務の入札が近く募集されると言う。
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