SEAnews 2006-03-24 ArtNo.37426

【バンガロール】パーソナル・コンピューター・メーカー、Dell Incは、インド・スタッフを3年内に現在の1万500人から2万人に増員する。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが3月20／21日伝えたところによると、DellのMichael Dell会長は20日記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると、現在、インド・スタッフの大部分はコンタクト・センター3カ所に勤務し、販売／マーケッティング／技術支援業務を手掛けている。またバンガロールには300人の研究開発(R&D)チームも存在する。
昨年(2005)、エンジニア学卒20万人を生み出したインドには、ソフトウェア及びハードウェアの開発に必要な人材をリクルートする良好な機会が存在する。このためDellは今年インドにハードウェア・エンジニアリング・チームも設ける。同チームはサーバーのデザインと記憶装置に照準を合わせ、サーバー新製品や新仕様(form factor)の設計を手掛ける。
Dell Asia, SingaporeのPaul-Henri Ferrand副社長兼GM(南ｱｼﾞｱ担当)によると、Dellはインド・サーバー市場の14％のシェアを握っており、毎年2～3％ポイント同シェアを拡大している。2Ｐ(2ﾌﾟﾛｾｯｻ)ラック、4Ｐラック・サーバーのデザインはインドで手掛けられている。ブレードサーバ(blade server)はニッチ・セグメントだが、急成長している。この他、インドのHPCクラスタ(High Performance Computing Cluster)市場でも、Dellは主要プレーヤーになっていると言う。