2006-03-20 ArtNo.37405
◆TNT、ロジスティクス・インフラに1億ユーロ投資
【ニューデリー】ロジスティクス・ネットワーク会社TNTは、インドにおけるインフラ、トラック、情報技術(IT)、マンパワーに向こう5年間に1億ユーロ(US$1.19億)を投資する。
ザ・ヒンドゥーが3月15日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が14日主催した『世界が注目するアジアにおけるロジスティクス・ネットワークの成長(Global Focus on developing Logistics Networks in Asia)』と題するセミナーの席上、TNTのPeter Bakker重役(CEO)は以上の方針を明らかにした。
同氏によると、2014年までにインフラストラクチャー部門は200%成長するものと見られる。インドは世界で最も急速に成長する市場の1つに数えられ、ロジスティクス企業にとって大きな潜在性を備えている。このためTNTは今年末までにスタッフを現在の1000人から2000人に増員する。
インドにおけるロジスティクス・コストは国内総生産(GDP)の13%を占めているが、先進国における同比率は9%で、インフラ部門への外国直接投資拡大に伴い同比率は下降するものと見られる。
CIIのN. Srinivasan常務理事(DG)によると、ジャスト・イン・タイムからジャスト・イン・ケースへの移行が必要とされているが、外国プレーヤーの参入拡大に伴い状況は改善されるものと見られる。ロジスティクス・コストを1%引き下げるなら、インドは年間60億米ドル節約できると言う。
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