2006-03-17 ArtNo.37392
◆TVS、プレミアム・バイク市場の30%シェア目指す
【コルカタ】TVS Motor Company Limited(TVSMC)は、18~22歳の年齢層をターゲットにした150ccモーターサイクル“Apache”を発売、プレミアム・セグメント市場の30%のシェア獲得を目指している。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが3月13/14/15日報じたところによると、TVSMCのChandra Sekhar Wamorkar重役(セールス担当GM)とM V Krishna重役(マーケッティング担当AGM)は13日、西ベンガル州Kolkataで催されたApache発売会の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、Apacheの店頭価格(ex-showroom)は5万2490ルピーで、月間1万5000~2万台を販売、プレミアム・セグメントの25~30%のシェア獲得を目指す。同モデルは2005年12月のタミールナド州Chennaiにおける発売を皮切りに、段階的に各地で販売が開始されている。同じセグメントの既存モデルFieroは、月間500~1000台販売されている。Fieroの販売を直ちに停止する計画はないが、売上げが一層縮小するならそうすることも検討する。プレミアム・セグメント・モーターサイクル市場は月間5万5000台前後だが、次年度には7万台近くに拡大するものと予想される。
TVSMCはエントリー・レベルにTVS Star(昨年通年の販売台数50万台)、ミドル・レベルにTVS Victor(同上23万台)を揃え、現在モーターサイクル市場全体の13.5%のシェアを握っている。今年内にStarとVictorの変形モデルを発売することを計画している。
TVSMCの昨年(2004-05)の二輪車合計販売台数は110万台で、今年(2005-06)は130万台以上を目指している。2006年2月のモーターサイクル販売台数は6万6391台と、昨年同月の5万7009台に比べ16%増加したが、同社はApacheの発売により今年通年の成長率は18%に達するものと期待している。TVSMCはこの他、スクーティーを月間2万台、モーペッドを同2万2000台販売している。
TVSMCのPrasad Narasimhan副社長(マーケッティング担当)によると、3~4ヶ月内にApacheを輸出する計画で、既に世界各地から引き合いが寄せられていると言う。
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