2006-03-17 ArtNo.37388
◆Bharat Electronics、広帯域セット・トップ・ボックスに照準
【バンガロール】民生用電子産業進出計画の一環として2年前にケーブル・テレビジョン(TV)向けセット・トップ・ボックスの製造を開始した国防電子工業会社Bharat Electronics Ltd(BEL)は、次の成長領域として広帯域(あるいはテレコム用)セット・トップ・ボックスに照準を合わせている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月14日報じたところによると、BEL幹部は同紙に以上の消息を語った。それによると、BELの専門チームは最適な製品を見出すため、研究を進めている。
全面的広帯域時代の到来までにはなお2、3年を要するが、テレコム及びケーブル・メジャーは既に数千キロの光ファイバー・ケーブルを敷設している。広帯域革命が生じるならIP(Internet protocol)セット・トップ・ボックスは膨大な市場を成すものと見られる。目下、業界はIPセット・トップ・ボックスの標準規格が形成されるのを待っている。
BELは主に無料衛星放送(Free-to-Air)用セット・トップ・ボックス3万5000ユニットを販売、放送用セット・トップ・ボックス・ビジネスは3800クロー(US$8.51億)の年商の5~8%を占めている。同社は有料DTH(direct-to-home)セット・トップ・ボックス市場の開拓を目指している。目下、有料DTHサービスを独占しているZeeは、セット・トップ・ボックスを輸入しており、ペイ・チャンネル向けセット・トップ・ボックスは今後の成長領域と言う。
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