2006-03-17 ArtNo.37385
◆CECA締結後にシンガポールからの投資300%アップ
【ニューデリー】インドとシンガポールは昨年、包括的経済協力協定(CECA:comprehensive economic cooperation agreement)を締結したが、2005年4月から2006年2月の間のシンガポールからの投資は2億米ドルと、前年同期の5500万米ドルに比べ300%増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが3月15日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が主催した『インド-シンガポール:浮上する機会(India-Singapore: Emerging Opportunities)』と題する会議の席上、商工省のGopal Pillai特別次官は以上の消息を語った。それによると、300%の増加に関わらず、シンガポールからインドへの投資は当初の期待を遙かに下回った。両国は今月末、CECAに見直しを加えるが、インドは、投資の伸びが期待を下回った原因を究明する。電力、港湾、空港、鉄道コンテナ・サービス等の領域は大規模な投資を必要としており、インドはシンガポールのロジスティクスや不動産開発領域の経験、ノーハウを吸収することにより大きな利益を受けることができると言う。
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