【ニューデリー】情報技術(IT)専門職は高額な給与を支給されているが、給与上昇率ではBPO部門の伸びが最も顕著になっている。
インディアン・エクスプレスが3月14日報じたところによると、昨年のIT専門職の平均昇給率は16%だったが、BPO専門職の昇給率は18%に達した。
『2005年Nasscom-Hewitt給与調査』報告書によると、IT企業の給与支出は法人総コスト(TCC:total cost to company)の10%を占めたが、BPO企業の同比率は依然として7%にとどまっている。またIT企業の『現金/非現金手当比率(cash to benefit ratio)』が78:22であるのに対して、BPO企業のそれは76:24と、IT企業の現金支払い比率がBPOのそれを上回った。IT企業にしろBPO企業にしろ現金支払いの比率が高いが、これは同業界就労者の年齢水準が低く、若年層では住宅や乗用車ローンといった報償方式の比率が低いためと言う。