SEAnews 1995-10-31 ArtNo.3737

【クアラルンプル】マレーシア最大のタイヤ・メーカー、ＤＭＩＢ Bhdはタイヤ製造ビジネスが最早良好な収益を約束せぬことから、自動車部品や電子関連システム等新たなビジネス領域への進出を図っている。
ＤＭＩＢのジャファル・カリム重役(MD)が先週土曜に開かれた年次総会兼特別総会に出席後語ったところによれば、自動車産業向けゴム関連製品の開発が目指され、パートナーが物色されている。同ビジネスへの投資額は2000万Ｍドル前後で、電子関連システムには1000万Ｍドル前後が投資される。前者に関しては日本方面のパートナーの参加が見込め、また電子関連ビジネスの拠点は米国に設けられそうだ。目下耐震ベアリングの製造で日本パートナーと提携しており、日本を初めとする地震多発国への売り込みが目指されている。またタイヤ製造ビジネスの拡張には2億Ｍドルの投資が予定され、トラックやパワー・シャベル用ラジアル・タイヤの製造が計画されていると言う。(MBT,STAR:10/30)