SEAnews 2006-03-13 ArtNo.37354

【ニューデリー】国営電力金融公社Power Finance Corporation(PFC)は、カルナタカ州Uttar Kannada県Tadriの海岸に4000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のウルトラ・メガ(ultra mega)発電所を建設するための入札意向書(EOI:expressions of interest)を募集した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが3月11日報じたところによると、これは政府が第11次五カ年計画期間に実行することを決めたウルトラ・メガ発電プロジェクト5件中の1件で、投資額は1万5000クロー(US$33.59億)と見積もられる。輸入石炭を燃料として用いるため、開発業者はTadri港付近に専用港と埠頭も建設せねばならない。
ウルトラ・メガ発電プロジェクトの結節機関(nodal agency)を務めるPFCは、同プロジェクトの開発主体(shell company)として“Coastal Karnataka Power Ltd(CKPL)”を設立した。CKPLは各種調査を行い、環境認可の他、水供給／用地等に関わる認可も取得する。
プロジェクトは電力料をベースにした競争入札を通じて発注される。自己資本(net worth)1000クロー(US$2.24億)以上、年商2500クロー(US$5.6億)以上で、過去10年間に3000クロー(US$6.72億)以上のプロジェクトを手掛けた経験を有するデベロッパーが入札できる。
PFCはこれまでにマドヤプラデシュ州Sasan、グジャラート州Mundra、マハラシュトラ州Sindhudurgにおけるウルトラ・メガ発電プロジェクト入札を募集しており、SasanとMundraのプロジェクトだけでこれまでに合計67件の入札申請を受理している。PFCは今年末までに全ての契約を発注する方針と言う。