2006-03-10 ArtNo.37350
◆AP Genco/IL&FS、メガ発電計画2件覚書
【ハイデラバード】Andhra Pradesh Generation Corporation(AP Genco)とInfrastructure Leasing and Financial Services Ltd (IL&FS)は8日、アンドラプラデシュ州に2つのメガ発電所を建設するための『プロジェクト支援サービス(project facilitation services)』覚書を取り交わした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが3月9日伝えたところによると、HyderabadとKarimnagarの中間点にガス・ベース2100MW(メガワット)の複合サイクル発電所を、またNellore県Krishnapatnamに1600MWの超臨界発電施設(最終的に4000MWに拡張される)を、それぞれ突貫方式(fast track mode)により建設しようと言うもの。IL&FSのD.K Mittal重役(CEO)とAP GencoのAjay Jain重役(MD)は、Y.S. Rajasekhara Reddy首席大臣の立ち会いの下、関係覚書に調印した。
AP Gencoは、インフラ開発の経験を評価しIL&FSにプロジェクトのとりまとめを委ねた。両メガ発電事業を推進するための特殊会社(SPV:special purpose vehicle)、AP Power Development Company Ltd(APPDCL)が既に設立されている。プロジェクトの立ち上げは6~7ヶ月で完了し、ガス複合サイクル発電所は7月に着工、2008年7月の稼働を目指す。またKrishnapatnamプロジェクトの最初の発電機は2006年11月に完成する見通しだ。
首席大臣オフィスの発表によると、Reddy首席大臣は、電力需要の急増に応じるため、スケジュールよりも早くプロジェクトを稼働させるよう指示した。SPVは建設地の選考、土地の収用、必要な全ての認可取得を引き受ける。工事が完成したなら2つの発電所の操業はAP Gencoや他の州政府機関に委ねられる。
首席大臣によると、2006-07年にはRayalaseema火力発電所計画とJurala水力発電所計画により、660MWの発電能力が追加される。この他、燃料ガスの供給が確保されるなら、民間部門により別に1000MWの発電能力が追加される見通しと言う。
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