SEAnews 2006-03-10 ArtNo.37343

【ニューデリー】Honda Motorcycle and Scooter India Ltd (HMSI)は、向こう3年間に9000万米ドルを投じ、年産能力を2010年までに200万台に拡大、インド二輪車市場の20％のシェア獲得を目指す。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが3月8／9日伝えたところによると、ホンダの完全出資子会社HMSIの青島幸弘社長兼CEOは8日、同社がインド市場に投入する第2のモーターサイクル・モデル、125ｃｃ『Shine』の発表会の席上、以上の計画を語った。それによるとHMSIは2010年までにインドのトップ・スリー二輪車会社になることを目指しており、今後数年一連のスクーター及びモーターサイクル新モデルを発売する。スクーター・セグメントにおける支配的なプレゼンスを梃子に同社の二輪車市場シェアは目下8％に達している。
これまでにインドに700クロー(US$1.57億)を投資、既に黒字を実現したHMSIは、製造能力の拡張と新モデルにさらに400クローを投資する方針で、新工場を建設する可能性も検討している。昨年、同社は深刻な労働争議に直面したが、この点に関してAoshima氏は、ハリヤナ州は依然として魅力的な投資地とコメントした。
この日、披露された『Shine』のデリーにおけるオン・ロード価格(on-road price = Ex-ShowRoom Price + Road Tax + Insurance + Service Charges)は4万5120ルピー。ディスク・ブレーキ付きバージョンは同4万7065ルピーで、2006年4月1日以降12ヶ月間に17万台を販売することを目指している。125ｃｃセグメントは急成長領域で姉妹会社Hero HondaのSuper Splendor／Glamour、Bajaj AutoのDiscover、TVS MotorsのVictor GLX等と競争することになる。Shineは先ず北部インドと中央インドで4月17日に発売され、その後段階的に、南部、西部、東部地区に投入される。姉妹会社Hero Hondaが市場をリードするモーターサイクル・ボリューム・セグメントに進出する可能性に関してAoshima氏は、両社は合同委員会を設けて将来の製品にについて協議しているとだけ語った。