2006-03-03 ArtNo.37301
◆半導体メーカーXilinx、ハイデラバードでIPコア開発
【チェンナイ】プログラム可能なチップの指導的サプライヤー、Xilinx, Incは、アンドラプラデシュ州Hyderabadに設けたCentres of Excellence(COE)において2004年2月以来、24の知的財産IP(Intellectual Property)コアを開発した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが3月2/3日伝えたところによると、XilinxのWillem Roelandts会長(社長/CEO兼務)はこのほど記者会見し以上の消息を語った。同氏によると、ハイデラバードCOEの経営はCMC Limitedが引き受けている。Xilinxは傘下に4つのCOEを有し、これらのCOEは過去数年間に300以上のIPコアを開発した。Xilinx-CMC India developmentは、XilinxのIPコア・ライブラリーの15%に貢献している。
Xilinxは他社に先駆け、65ナノメートル(65 nm)テクノロジーをベースにした製品を今年末までに完成させることを目指しており、ハイデラバード・センターは同研究の主要な役割を担っている。来年は45nmテクノロジーが実用化される見通しだ。
現在はインターネットを通じた音声の伝達が話題になっているが、間もなくインターネットを通じたビデオの送信が実現され、10年内に高精細度テレビジョンが通常のTVに取って代わるものと見られる。Roelandts会長の夢はFPGA(field programmable gate array)を可視化し、コンピューター言語で書かれたプログラムを直接FPGAに転換できるようにすること。向こう5年間に同夢を実現するエレメントが出現するものと見られる。
ハイデラバード・センターには現在60人が勤務しているが、数年内に数百人に増員されると言う。
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