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2006-03-03 ArtNo.37294
◆印・米原子力協力協定調印、軍事施設を査察の対象外に
【ニューデリー】インドのManmohan Singh首相と米国のGeorge Bush大統領は2日、原子力の非軍事的利用に関する協力協定に調印、両国の歴史に新たな1ページを開いた。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが3月3日報じたところによると、インドは非軍事目的の原子力施設と軍事目的の原子力施設を分離することを約束、米国はウラニウムの供給と先端的原子力技術へのアクセスを保証した。
インドは22基の核反応炉の内14基を非軍事目的のみに利用することを約束、これらの施設に対する国際査察を認めた。しかし軍事用核反応炉及び高速増殖炉(fast breeder reactor)プログラムは国際査察の対象に含めないこと、将来、新たに設ける核反応炉を非軍事目的に利用するか軍事目的に利用するかは、インド独自の判断に委ねられ、他国の干渉を受けないことが確認された。非軍事施設と軍事施設の分離は2014年までに段階的に進められる。
インドを核拡散防止条約の規制から除外することを認めた今回の原子力協力協定は、両国の厳しいバーゲン交渉の末に合意された。ブッシュ大統領はシン首相に対し、同協定が米国国会により承認されるよう最善を尽くすことを約束したと言う。
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