【ニューデリー】新年度予算案に先だって27日国会に上程された『2005-06年経済概況(2005-06 Economic Survey)』は、カリフ(kharif:初冬収穫作物)とラビ(rabi:春先収穫作物)の良好な作柄から2005-06年の食料生産は前年を500万トン上回る2億900万トンに達し、農業部門は2.3%の成長を遂げると予想している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月27日報じたところによると、報告書は、農民の収入を拡大する上から、ハイコストば公共購買流通システム(public procurement and distribution system)に代わる新たな市場を形成し、マーケッティングを改善するよう提案、また先物取引を促進する上から、銀行貸付条件も改善するよう求めている。
報告書によれば、最低支援価格(MSP:minmum support prices)や公共購買システム(PPS:public procurement system)から脱却し、農産品の代替市場を形成することは、作物の多角化と幅広い農業基盤の構築にとって不可欠な条件と言う。