2006-03-01 ArtNo.37282
◆インフラ部門だけでUS$1500億外資導入:経済概況
【ニューデリー】インドはインフラストラクチャー部門だけで2010年までに1500億米ドルの外国直接投資(FDI)を導入できる。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月27/28日報じたところによると、『2005-06年経済概況(2005-06 Economic Survey)』報告書は以上のように見通すとともに、単一商標小売りビジネス(single brand retail trading)や空港開発も外資に開放されたことからFDIを梃子にした経済成長が一層加速されるとしている。
同報告書によれば、今年上半期(2005/4-9)には32億米ドルのFDIが流入、また9億米ドルの資本が海外に流出した。最大のFDIを誘致したのはマハラシュトラ州で、以下デリー州、タミールナド州、カルナタカ州、グジャラート州の順。
世界のFDIに占めるインドのシェアは2002年の0.5%から2004年の0.8%に拡大したものの、中国、韓国、香港、シンガポール等、アジアの他の途上国に後れをとっていると言う。
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