【ニューデリー】インドの総輸出の半ば以上を占める鉱石・鉱物／宝石・宝飾品／工学製品等の伝統的産品と石油化学品等の非伝統的産品の好調に支えられ、年初8ヶ月(2005/4-11)の輸出は586億5140万米ドルと、前年同期の493億6875万米ドルに比べ18.80％成長した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月22日、商工省商務部(Department of Commerce)経済局(Economic Division)商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の個別暫定取引データ(Disaggregated provisional trade data)を引用し報じたところによると、石油製品の年初8ヶ月の輸出額は前年同期比51.43％増の66億4343万米ドル(総輸出の11.33%)、鉱石・鉱物のそれは同31.54％増の31億4564万米ドル(同上5.36%)、宝石・宝飾品は同20.17％増の101億2106万米ドル(同上17.26%)、工学製品は同21.20％増の107億1390万米ドル(同上18.27%)、化学品・関連品は同11.55％増の86億2204万米ドル(同上14.70%)、農業・農業関連品は同12.64％増の41億4993万米ドル(同上7.08%)をそれぞれマークした。しかし、海産品、綿繊維・同完成品、プラスチック／リノリウム製品、合成繊維・同完成品、鉄鋼完成品・同半完成品の輸出は低成長もしくはマイナス成長にとどまった。
地域別では、アジア／オセアニア向け輸出が前年同期比19.56％増の273億8969万米ドル(輸出全体の46.70%)、アフリカ向けが同31.90％増の41億2588万米ドル(同上7.03%)、西欧向けが同20.87％増の141億7601万米ドル(同上21.17%)、北米向けが同16.56％増の123億7191万米ドル(同上21.09%)、ラテンアメリカ向けが同29.76％増の17億2831万米ドル(同上2.95%)をそれぞれ記録した。
国別輸出成長率では、シンガポール向けの59％が最大で、以下オランダ53％、南アフリカ48％、スリランカ41％、中国40％の順。