2006-02-24 ArtNo.37260
◆チップ設計会社Wolfson、バンガロール事務所オープン
【ロンドン】組み込みソフト設計会社Wolfson Microelectronics Plc(WMP)は、世界で最も急成長するハイテック消費財市場の1つに数えられるインドに事務所を設ける。
エコノミック・タイムズが2月23日報じたところによると、WMPのJim Reid技術主任(CTO)は、このほど記者会見し以上の方針を明らかにした。それによると、WMPは今月末、カルナタカ州Bangaloreにアジアにおける8番目のオフィスをオープンする。
インドでは設計と製造双方の活動が急成長しており、取り分け、携帯用/消費者用オーディオ機器セグメントの伸びが目覚ましい。WMPはバンガロール・オフィスを通じ、この種の領域の潜在顧客に技術情報や組み込み支援(design-in support)を提供する。
バンガロール・オフィスはWMPがインドの主要顧客との関係を構築するプラットフォームの役を務める。新事務所は、WMPの世界的な事業拡張に歩調を合わせ、拡大される。ビジネス・デベロプメント・マネージャーのAnand Kumar氏がインド事業の指揮をとる。
混合信号半導体(mixed-signal semiconductors)の設計・製造領域における主要プレーヤー、WMPの通年の税引き前利益は、アップルのiPodミュージック・プレーヤー、マルチメディア・ハンドセット等の携帯装置領域の強い需要に支えられ、前年比156%増の2170万英ポンドをマークした。同社の顧客リストには、Apple、Sony、Microsoft、Onkyo等が名を連ねている。
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