1995-10-30 ArtNo.3726
◆シンガポール、<印尼>タピオカ会社にUS$2600万投資
【シンガポール】ザ・ガバメント・オブ・シンガポール・インベストメント・コーポレーション(GIC)の完全子会社Cassava Investments Pte Ltdはジャカルタ証取上場のタピオカ加工会社PTブディ・アシド・ジャヤ(BAJ)に2600万米ドルを投じ、後者の12%権益を取得する。
タピオカから澱粉、クエン酸、硫酸を製造、インドネシア市場の50%のシェアを握るBAJの株主は27日に催された特別総会で親会社のスガイ・ブディ・グループから澱粉工場6社、プラスチック・バッグ包装工場3社を660億ルピアで買収することを承認した。これにより同グループのタピオカ加工業務関連の企業がBAJ傘下に統合され、BAJの澱粉製造能力は年間51万トンに倍増する。GICはBAJ権益を1株5500ルピアで買収したが、消息筋によれば、BAJの株価収益率は新資産を注入された後8.8倍となり、極めて魅力的となっている。BAJは昨年初9カ月に前年通年の実績を150%上回る2330万米ドルの営業額を計上、純益も3倍の331万米ドルを記録した。(ST:10/28)
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