2006-02-24 ArtNo.37259
◆Oracle、組み込みソフト開発センター設置準備
【ニューデリー】法人向けソフトウェア・メーカー、Oracleは、日本を含むアジア太平洋地域の需要に応じる『組み込みビジネス部門(EBU:Embedded Business Unit)』を新設するとともに、インドの他、中国、日本、韓国、シンガポールに『innovation labs』を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月22日伝えたところによると、オラクルEBUのMark Barton副社長は、このほど以上の計画を明らかにした。イノベーション・ラブは、これらの地域のOracle Development Centre内に設けられ、研究活動に際しては米国のOracle R&Dセンターと密接な提携関係を維持する。
これは消費者用端末のデータ・マネージメントを手掛ける計画の一環で、EBUは独立ソフトウェア業者(ISV:Independent Software Vendor)やOEM(Original Equipment Manufacturer)とライセンス契約を結び、携帯電話/家電製品/自動車等のユーザー装置にオラクルのソフトウェアを直接組み込む。
世界の組み込みソフトウェア市場は昨年250億米ドルをマーク、インドの組み込みソフトウェア市場も2003-04年に前年比44%増の16億米ドルに達した。中国の組み込みソフト市場も前年比149%増の9億米ドルをマーク、ソフトウェア産業全体の31.1%を占めている。
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