SEAnews 2006-02-24 ArtNo.37254

【ニューデリー】Lalu Prasad 鉄道相は24日、エアコン(AC)車運賃やディーゼル／ガソリン運賃の引き下げ等を盛り込んだ新鉄道予算案を国会に上程した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月24日報じたところによると、バジェット航空機に奪われた乗客を取り戻す狙いからＡＣ一等車運賃は18％、ＡＣ二等車運賃は10％引き下げられる。加えて完全冷房の『Garib Rath(poor man's chariot貧窮者用車両)』が試験的に導入される。Garib Rathの運賃はＡＣ三等車運賃を25％下回る。この他、二等車の50％割引を農民や酪農民のための寝台車料金や公立高校生の通学料金にも拡大適応し、身体障害者の二等車及び寝台車料金も50％割引く。
また道路輸送に対抗するため、鉄道輸送貨物のカテゴリーは80から28に縮小され、結果的にディーゼル油とガソリンの運賃が8％引き下げられる。
Prasad 鉄道相はDelhi-Kanpur-LucknowルートのDelhi-Agra間に、時速150キロの高速列車サービスを導入したことを明らかにするとともに、55組の新列車(55 pairs of new trains)の導入、37列車の運行距離延長、12列車の運行頻度増加を提案した。
日本の協力も提案されている貨物専用鉄道(dedicated freight corridor)の建設には2万2000クロー(US$49.26億)の予算が計上された。
2006－07年度鉄道予算の総額は2万3475クロー(US$52.56億)で、内7500クロー(US$16.79億)は一般国庫交付金、1万794クロー(US$24.17億)は内部剰余金、5170クロー(US$11.58億)は予算外基金により、それぞれ賄われる。